「障害者のリアル×東大生のリアル」は、いよいよ明日です!
インタビュー企画も最後の一回となりました!
最終回は、このゼミの顧問を10年間務めてくださっている野澤和弘さんのインタビューです!
10年間リアゼミを支えてくださった野澤さんの言葉は必見です。ぜひお読みください!
ーーリアゼミとの出会いや思い出について教えてください
新聞社の論説室で原稿を書いているときにかかってきた1本の電話。「障害について学ぶゼミをやるので講師になってくれませんか?」。企業の障害者雇用セミナーで出会った学生からでした。おもしろそうだったので「いいよー」と引き受けました。
2013年秋のことです。まさか10年も続くとは思いませんでした。
思い出はたくさんありすぎて、すべての瞬間が宝物のような気がします。何度も途切れかけては、その度に誰かがやってきて切れそうな糸を結びなおしてくれる。不思議だなあと思います。
ーリアゼミは野澤さんの中でどのような意味を持っていますか?
未来をのぞく望遠鏡です。やりたいことをやり、食べたいものを食べ、言いたいことを書いたり言ったりしてきました。欲張りな人生です。
でも、どんなにあがいてもできないのは、もう自分がいなくなった未来で何かをやったり言ったりすることです。リアルゼミで出会うのは、私のいない未来を生きていく学生たちです。
みんなと話したり、ビールを飲んだりしているとき、ふと未来を感じることがあります。酔っぱらっているだけかもしれないけれど、心が満ちていくのを感じて幸せになります。。
ーーこれからのゼミに期待したいこと
授業や本を読むのでは得られないことを貪欲に体験してほしいです。すぐに意味付けしようと思わず、じっくりと感性を障害の世界に浸らせ、そこから自分の内面に起きるものを味わってほしいと思います。
■PROFILE
野澤和弘(のざわ・かずひろ)
1959年静岡県熱海生まれ。83年毎日新聞社入社。
2007年から夕刊編集部長。09年から論説委員。
障害・福祉分野に長く取り組み、現在も講演活動などで広く活動中。
2014年より本ゼミの担当講師・顧問をつとめる。
植草学園大学副学長。
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